事件の概要
碧海信用金庫元職員(男性、営業担当、25歳)が、2022年1月27日から4月18日(豊明支店勤務時)にかけて、自らの遊興に費消するために顧客から預っていた現金を横領していました。
2022 年 4 月 18 日、顧客からの問い合わせに基づき調査したところ、累計804万円(被害額87万円)を横領していたことが発覚しました。
被害に遭った顧客には信用金庫がいったん全額弁済した後に、元職員の家族から全額弁済を受けたとのことです。
事故者への処分及び刑事告発の有無
当該職員は、2022年5月31日付で懲戒解雇処分となりました。
刑事告発されたかについては、記事が見当たりませんでした。
横領期間、被害額も少なかったことから、刑事告発されなかった可能性が高いと考えられます。
コメント
金融機関における不祥事では営業担当や得意先係による着服・横領事件は1番多いケースとなります。
本件は横領期間が3か月と短く、被害金額も比較的少なかったです。
これは裏を返せば、碧海信用金庫の内部統制やコンプライアンス体制が機能していた為、早期発見できたと考えられます。
横領や着服は、職員一人ひとりの倫理観に頼るところがあり、いくら信用金庫が適切な研修・教育を実施していても防ぎきれない部分もあります。
不祥事の予防はもちろん大切ですが、不測の事態が発生した場合の信用金庫の迅速な対応も信頼回復の鍵となります。
誠実な対応とともに、原因分析や改善策を徹底することで信頼関係を再構築することは可能です。
金融業務は「信用」を基盤としたものであり、関係者すべての責任ある行動が重要と言えるでしょう。