こんにちは、信用金庫の中の人「ひろす」です。
今回は三重県の信用金庫の特徴・経営内容などを預金量順のランキング形式にまとめました。
三重県のしんきんを調べる際の参考にしていただければと思います。
この記事は私が各信用金庫のHPやディスクロージャー等を参考に独自で作成したものであり、作成日時点での情報のため現況と異なる場合があるのでご注意ください。
【各指標の見方】
- 自己資本比率は健全性を示す指標で、海外拠点を持たない銀行は4%以上、海外拠点を持つ銀行は8%以上あることが健全の目安です。
- 当期純利益は当然黒字が期待されますので、赤字は要注意です。
- 出資金配当率は、信用金庫の会員として受け取ることができる配当金の年利になります。(例:1万円出資×配当率3%=税引前300円)
- 預貸率(期中平均)は「貸出金÷預金」であり、数値が高い信用金庫ほど積極的に貸し出しをしていることを示しています。
三重県の特徴
三重県は日本の中部地方に位置し、豊かな自然と歴史的な名所が数多くあります。
津市が県庁所在地で、人口は約175万人(47都道府県中22位)、前年比増減率▲0.84%とやや減少傾向にあります。
北部には鈴鹿山脈を中心とした山岳地帯が広がり、登山やハイキングに最適です。一方で南部は温暖な気候を持つ海岸線が広がり、美しい海と共にマリンスポーツが楽しめます。
三重県の産業は農業、漁業、工業がバランスよく発展しており、農業は主に稲作と茶の栽培が行われ、特に伊勢茶は全国的に有名です。漁業においては、伊勢海老や牡蠣、真珠の養殖が地場産業として栄えています。工業分野では、自動車や電子部品といった製造業が三重県の経済を支えており、北勢地域には多くの工場が集積しています。
歴史的・文化的な名所として伊勢神宮や熊野古道など伝統と自然が調和した地域として、多くの観光客を引きつけています。また、松阪牛や伊勢海老などの特産品が豊富で、美食の地ともいわれています。
預金量順ランキング(2024年3月期決算)
三重県には全部で4信用金庫があります。
1位 桑名三重信用金庫
桑名市に本店があり、三重県以外にも隣接する愛知県、岐阜県にも店舗を展開しています。
1925年(大正14年)有限責任信用組合の桑名金庫として創立。
2019年(平成31年)に桑名信用金庫(桑名市)と三重信用金庫(松阪市)が合併して、桑名三重信用金庫となりました。
「健康経営優良法人2024」や「みえの働き方改革推進企業」に認定されるなど、三重県信用金庫のリーダー的な存在です。
公益財団法人くわしん福祉文化協力基金を設立し、地域社会の福祉・文化の向上のため、積極的に助成を行っています。
金庫には野球部とサッカー部のクラブ活動があるほか、職員によるボランティア活動も行っています。
2位 北伊勢上野信用金庫
四日市市に本店があり、三重県以外にも隣接する愛知県、岐阜県にも店舗を展開しています。
1929年(昭和4年)有限責任四日市金庫として創立。
2004年(平成16年)に北伊勢信用金庫(四日市市)と上野信用金庫(伊賀市)が合併して、北伊勢上野信用金庫となりました。
地域行事・イベントへのボランティア参加や教育・スポーツ活動の支援を行っています。
地元の女子サッカーチーム「伊賀FCくノ一三重」を地元企業とともに支援しています。
3位 津信用金庫
津市に本店があります。
1923年(大正12年)有限責任津信用組合として設立され、合併することなく現在に至ります。
本支店数あわせて6店舗あるのに、役職員数は28人。。。えっ。人数少なすぎませんか?
きっと役職員全員が、預金と融資と為替と営業と事務もできるマルチプレイヤーとして活躍されているのでしょう。
- 高い生産性
- ローコスト経営による高い効率性
- 健全な自己資本率
と経営ビジョンも明確で、希少な信用金庫です。
4位 紀北信用金庫
尾鷲市に本店があり、三重県南部に7店舗を展開しています。
1948年(昭和23年)尾鷲信用組合として設立、2002年(平成14年)に経営破綻した長島信用金庫の事業を譲り受け、現在に至ります。
三重県南部は人口減少や少子高齢化など情勢の厳しい地域ですが、地域活性化のため地元密着型の金融機関として活躍しています。
日常業務の中での高齢者の見守り活動や、各種地元行事へのボランティア参加など積極的に参加しています。
ランキング順各指標一覧表
| 順位 | 名称 | 預金量 | 貸出金 | 店舗数 | 従業員数 | 自己資本額 | 自己資本比率 | 当期純利益 | 出資金配当率 | 預貸率 |
| 1位 | 桑名三重信用金庫 | 7,986億円 | 3,227億円 | 43 | 445人 | 451億円 | 15.64% | 20億円 | 3.0% | 40.41% |
| 2位 | 北伊勢上野信用金庫 | 4,149億円 | 2,240億円 | 30 | 307人 | 193億円 | 10.01% | 9億円 | 3.0% | 53.58% |
| 3位 | 津信用金庫 | 989億円 | 171億円 | 6 | 28人 | 94億円 | 21.78% | 0.7億円 | 8.0% | 17.20% |
| 4位 | 紀北信用金庫 | 952億円 | 214億円 | 7 | 62人 | 107億円 | 31.03% | 1億円 | 4.0% | 21.67% |
金融機関コード順一覧表
まとめ
三重県は4信用金庫があり、そのうち預金量1兆円を超える信金はありません。
信用金庫の名称からもわかるように、桑名三重信用金庫は桑名信用金庫と三重信用金庫が合併して誕生しています。
同様に北伊勢上野信用金庫は、北伊勢信用金庫と上野信用金庫が合併し誕生しています。
金融機関の合併は、人口減少や高齢化などの課題が差し迫っている地域では早くから見られる傾向です。
今後も地域経済の維持・発展のために三重県の信用金庫には、それぞれの地域で個性を発揮して活躍してほしいと思います。