こんにちは、信用金庫の中の人「ひろす」です。
今回のテーマは、信用金庫に就職するとき・就職が内定したときに取得しておきたい資格4選です。
信用金庫に就職や転職を考えている人の参考になればと思います。
信用金庫で働く場合に資格が必要な理由
信用金庫職員もカテゴリーとしては金融機関職員、つまり「銀行員」です。
銀行員として働くには、一般常識に加え、経済や金融知識、コミュニケーションスキル、高い倫理観など実に幅広い能力が求められます。
近年の金融業界の環境変化は目まぐるしく、業務内容は急速に多様化が進んでおり、求められる資格や専門性も一層重要になっています。
資格を取得することで、スキルの証明だけでなく、自身のキャリアを広げる大きなツールとして活用することができます。
Q:どんな資格が必要? A:基礎的な資格があると良い
実際にどんな資格があればよいのでしょうか?以下で順に説明します。
日商簿記3級
信用金庫に就職が内定したときや採用試験を受けようと考えている人に、ぜひ取得しておきたい資格が日商簿記3級です。
日商簿記は、経理や会計の基礎的な知識やスキルを身につけるために非常に重要な資格です。
信用金庫の取引先は、一般個人から個人事業主、中小企業まで幅広い業種です。
日商簿記で得た財務諸表の読み解きや帳簿の作成といった知識は、日常業務の中で十分に活かすことができます。
営業係ともなれば、企業の財務状況を正確に把握し、経営についてのアドバイスをするための基礎知識になります。
転職や就職活動においても実務能力を証明する強力なツールとなりますので、日商簿記はぜひ取得しておきたい資格になります。
日商簿記2級
より難易度の高い日商簿記2級に合格すれば、信用金庫で管理職を目指す際にも十分に評価されます。
日商簿記3級が取得出来たら、モチベーションが維持できている間に2級にチャレンジするのも良いかと思います。
FP(ファイナンシャルプランナー)
次に、こちらもぜひ取得しておきたい資格がファイナンシャルプランナーです。
ファイナンシャルプランナー資格は、金融や保険、不動産など幅広い分野で役立つ資格です。
金融機関は実務でも、幅広い金融分野の知識が必要になります。
この資格を取得すれば個人の資産管理や企業へのアドバイスにも活かせるため、仕事上でも大きな自信となり得ます。
FP資格には、以下の2種類の資格があります
| FP技能士 | CFP&AFP | |
| 種類 | 国家資格 | 民間資格 |
| レベル 難しい<簡単 | 1級、2級、3級 | CFP、AFP |
| 資格の有効期限 | なし | あり(2年間) |
| 取得後の更新手続き | 必要なし | 必要あり(年会費も必要) |
第一ステップは3級FP技能士
信用金庫に就職が内定したときや採用試験を受けようと考えている人に、ぜひ取得しておきたい資格が3級FP技能士です。
3級FP技能士の難易度は比較的高くなく、日々の暮らしの中で活かせる知識取得ということで、主婦の方や学生の受験も多いようです。
次のステップは2級FP技能士
金融機関の職員として働くようになったら、次のステップは2級FP技能士にチャレンジしてみることをおすすめします。
2級FP技能士を取得すれば、資格保持者として信頼性が高まり、相談業務や営業活動の成果向上など仕事上でもアピールができます。
管理職として昇格するための資格保有ポイントとしても認められるため、早い時期に取得しておくと他の職員との差別化を図れます。
私の信用金庫の場合、2級以上のFP技能士資格を取得していれば、名刺にも記載され、すこし自慢できます(笑)
興味が高まったら、1級FP技能士にもチャレンジしてみよう
1級FP技能士に合格するほどの知識量があれば、将来独立してファイナンシャルプランナーとして活動する選択肢も広がります。
特に、資産形成に関する専門コンサルタントやセミナー講師として活動することで、柔軟な働き方が可能です。
このように、資格を活用することで多様な働き方が実現できるだけでなく、経済的な安定ややりがいも追求できます。資格をどのように役立てるかは自分次第です。
また、1級FP技能士があれば、銀行や保険会社、不動産業界といった金融関連の職業での就職にも強みが生まれます。
銀行業務検定試験
銀行業務検定試験は、㈱経済法令研究会が主催している試験です。
主として銀行・保険・証券等金融機関の行職員を対象に、業務の遂行に必要な実務知識や技能・応用力についてその習得程度を測定することを目的とした試験です。
実は上記職員以外にも、誰でも受験できる検定試験なのです。
つまり、金融機関に就職を目指している人も受験ができ、合格していれば十分にアピールすることのできる資格です。
試験科目はとても幅広く、法務・財務・税務・外国為替・窓口セールス・年金アドバイザー・投資信託・保険販売・経営支援アドバイザー・預かり資産アドバイザー・相続アドバイザー・事業承継アドバイザー・事業性評価などの23系統36種目の試験が実施されています。
難易度も4級から2級まで幅広く用意されています。
難易度の概略としては、4級は三答択一マークシート式で50問(各2点、60点以上で合格)の形式が多く、比較的「易しい」ため実務経験者でなくとも合格を目指せます。
3級は五答択一マークシート式 50問(各2点、60点以上で合格)が多く、実務経験がなくとも勉強時間の確保ができれば合格が狙えるため、難易度は「普通」です。
2級は基本的に記述式の10題(60点以上で合格)であり、実務経験だけでなく、その試験科目に対する専門知識が求められるため、「難易度は高め」です。
また年間受験応募者数が約29万人と非常に多くの行職員が受験しています。
マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)
マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)は、Microsoft Office製品の操作スキルを証明する資格試験です。
具体的にはワードやエクセル、パワーポイントなどのソフトウェアを効率的かつ正確に使いこなせる能力を証明するもので、日本国内外で広く認知されています。
この資格ではソフトによって異なる試験が用意されており、たとえばWordでは文書の作成や編集技術、Excelではデータの管理・分析や関数の利用、PowerPointではプレゼン資料作成の技術力が求められます。
また、「スペシャリスト」や「エキスパート」といったレベルに分かれており、受験者が自身のスキルに応じて選択できます。
オフィス業務における基本操作から高度な機能までを熟知していると示すことができるため、就職活動やキャリアアップに必須な資格と言えます。
もちろん信用金庫でもPCスキルを必要とする機会は多くあります。
営業店では稟議書の作成や簡単なデータ集計、本部職では通達や事務連絡などの文書作成、多種多様なデータ集計や加工などが行われています。
信用金庫では高いPCスキルを持つ職員は少ないため、この資格を持っていれば、他の職員との差別化が図れ、自己アピールすることができます。
まとめ
今回は、信用金庫に就職するとき・就職が内定したときに取得しておきたい資格4選を紹介しました。
これらの資格を初期段階で取得しておくことは、今後のキャリアアップや業務の幅を広げるために大変有効です。
資格試験の勉強は計画的に学習を進め、自身の習得状況を定期的に振り返る習慣が役立ちます。
過去問題や公式テキストを活用し、自分の弱点を的確に把握することもポイントです。
一方で、学習だけに集中しすぎず、リフレッシュや健康管理を心がけることも長期的な成功を支える要因です。
金融業界で長く活躍するためには、単なる資格取得にとどまらず、実際の現場で活用できる技能や考え方も身につけることが必要です。
資格取得はあくまで通過点であり、その後の応用が肝心です。
このような意識を持ちながら着実に努力を続けていくことで、信用金庫業界において大きな成果を手にする機会を広げることができるでしょう。